おさとうのはっぴーにっき

はっぴーになりたい!

「病む」ことがステータスになりつつある。

「病みかわいい」とかふざけた文化が一時期流行したように、「病む」ことはファッションのひとつになりつつある。ファッションのためにあっさいリスカをする。ネットの簡単なうつ病チェックみたいなやつをやって「うつ病の疑いがあります」という記載に喜んでスクショをインスタやツイッターに投稿する。

「病む」ことはステータスなのか?「うつ病」はアクセサリーなのか?

最近は非定型うつ病とかいうものも出てきてて、うつ病という病気の幅がかなり広がっていると思う。それほど現代を生きる人たちはストレスとの上手な付き合いかたを知らなくて精神疾患になっている人たちが多いということ。みんなそれぞれつらいことはわかる。つらさにもいろんな度合いがあることもわかる。

でも、そうやって生きることがつらいわけでもなく、ただ「病む」ことがファッションだと思っている元気な人たちが「病む」ことをステータスにするから、本当に精神疾患を持っているひとたちがさらに生きづらくなっていると思う。

病んでいれば心配してもらえるから。構ってもらえるから。それに、弱い自分・病んでいる自分をアピールすることで「ほかの人とは違う」って差別化できるから。だからちょっと落ち込んだだけで本当に死のうとなんてしてないくせに「死にたい」とか言うし、あっさいリスカして病んでるアピールしたり、ネットで知ったODの知識を活かしてODしたりする。「病む」ことをステータスにする。そんな人たちが増えすぎたせいで、本当に精神疾患を持っているひとたちが勇気を振り絞って助けを求めたとしても、「そうやって言えば心配してもらえるから言ってるんでしょ?」「はいはい、病んでるアピールね」って理解されずに終わる。それに傷つくから、もしくはそういわれるのが嫌だから、精神疾患を持っているひとたちはどんどん助けを求めなくなる。元気なふりを続けてある日ふっきれて死ぬか、一人ですべて抱え込んで死ぬ。

病んでいることをステータスにしている元気な人はいいよね。だって「病んでる自分」が大好きだもんね。自分のことが嫌いで嫌いでどうしようもなくて罰を与えるために自傷行為したり、人とのかかわりを遮断したり、うつ病であることが恥ずかしくて隠し通そうとするけどその労力によって疲労してすべてが嫌になったりしないんだよね。自傷行為もピアスと同じアクセサリーなんだよね。「うつ病である自分」をもっと知ってほしいんだよね。そうやってアピールできることはとても羨ましいよ。病んでることをステータスにできるほど、ポジティブになりたい。嘘。なりたくない。ダサいから。